バルブ撮影で雲の躍動感を表現する
▪︎ 長秒露光で動く被写体の軌跡を捉える
▪︎ バルブ撮影時は三脚とレリーズを必ず使用する
長秒露光で被写体の軌跡を撮る
絶え間なく流れる雲。
シャッタースピードを遅くすれば、
流れる雲の様子を軌跡として捉えられる。
しかしデジタルカメラのシャッタースピードは、
どんなに遅く設定しても約30秒が限界。
この程度では、軌跡が広がらず迫力に欠ける。
1分を超える程度までシャッタースピードを遅くして、
迫力ある軌跡を写すには、バルブ撮影をしよう。
バルブ撮影ではブレと露出に注意
バルブ撮影とは、シャッターを押している間
ずっとシャッターが開いた状態になり、
露出し続ける撮影方法のこと。
使用するカメラによって設定が異なるが、
撮影モードのマニュアルモード、
シャッタースピード優先モードから設定できる。
この時、ブレを防ぐために三脚と
レリーズを必ず使用する。
また、日中のバルブ撮影は露出が
オーバーになりやすいため、
NDフィルターを使い、
光の量を減らして、
画面が真っ白になるのを防ごう。