被写体深度と放射構図で路地の奥行きを表現
■ パンフォーカスで両端に建物を入れる
■ 望遠レンズ+放射構図で奥行きを想像させる
路地全体の雰囲気をパンフォーカスで表現
路地全体の雰囲気を表現するなら、
パンフォーカスで撮影しよう。
隅々までくっきり写るため、
路地の様子が伝わる写真になる。
広角レンズならF5.6、標準レンズなら
F8程度でパンフォーカスになる。
両端に建物を入れると路地の奥と
手前の遠近感が強調され、
より奥行きが出る。
縦位置で人や車を一緒に写せば、
建物の大きさも伝えられる。
被写体を際立たせながら背景ボケで奥行きを出す
路地の雰囲気を出しつつ、
通行人や看板、装飾を際立たせたい時は、
奥に吸い込まれて行くような「放射構図」を意識し、
望遠系のレンズで背景をぼかそう。
被写体に立体感を持たせながら、
背景のボケで路地の奥行きを想像させることができる。
この奥行きを表現は、
シャッタースピードを稼ぐために
絞り開放で撮影しなかればいけない状況下で重宝する。