袋入り商品の撮影【撮影実践】 フード・ドリンク
次は袋に入った商品の撮影です。
基本的な考え方は箱入りの商品を撮影するときと同じです。
ですが、あちこちがテカテカと光ってしまうのが、袋モノのいちばん厄介なところです。
結論から言いますが、あんまり気にしなくても大丈夫です。
普通に撮ると、たいていの場合、ところどころが光ってしまうでしょう。
販売者にしてみれば、それがものすごく気になるようですが、
「ビニールパッケージに入っています」ということを伝える画像であるなら、
光っていることによって、それが伝わるのです。
中身は別に見せたらいいのですから、
それほど神経質になることはありません。
ただ、中身を取り出して別に撮影することができない場合、
テカリは、パッケージに入ったままでも
商品がわかるように写さなくてはなりません。
そんなときには、まず商品を立てることを考えてください。
ビニールパッケージなどのテカリは、
販売者が考えるほど「売れ方」には
影響しないケースがほとんどでしょう。
ビニール袋などが光ってしまう理由は、
天井の蛍光灯など、光っているものが写っているからなのです。
光っている照明が写っているため、商品も光ってしまう。
それなら、光っている照明が写らないような状況を作ったらよいということです。
立てて置くことで、天井の蛍光灯などが写って光って見えるところが少なくなり、中身がわかりやすくなります。
多くの場合、パッケージの後ろに支えになるものを置くだけで、
簡単に立てることができます。
滑ったりして上手く立たないときには、
セロファンテープを使って固定するなど、
ちょっとした工夫で対処できるはずです。
多少の手間を掛けてでも、
パッケージを立てる工夫をしたほうが、
結果的には簡単に良い画像にすることができます。
背景を考えて、パッケージを立てる。
これで袋入りの商品撮影も攻略です。