背景をぼかして余計なものを整理する
■ 35〜50mmのレンズを絞り開放にして背景をぼかす
■ 被写体との距離を詰めて不要な要素を排除する
人混みや路上のゴミなど余計なものを整理する
街スナップで重要なことは、
余計なものを整理すること。
背景の人混みや道に落ちているゴミは、
被写体の美しさを台無しにするため見せたくない。
かといって、メインの被写体だけを
望遠レンズなどで撮影しては、
ポートレートのようになり、
街の雰囲気を表現しづらい。
ぼかす+要素を画面から外す
そんな時は、35mmや50mmの明るい単焦点レンズを使って、
絞り開放付近で撮影することで、被写体の背景をぼかし
余計な要素を隠すことができる。
人間の見た目に近い臨場感のある画角なので、
街の雰囲気もよく表現できる。
また、被写体との距離をできるだけ詰めて、
周囲の不要な要素を排除して撮影すれば
安定感のある街スナップになる。
街スナップの定番「28mm+F5.6」の落とし穴
街スナップといえば28mmくらいのレンズを装着し、
絞りF5.6くらいで撮影するのが定番だ。
しかし、この組み合わせだと、
被写体深度が深いため、
ピントが1mから無限遠まで合う
「パンフォーカス」になりやすく、
市場や屋台街、都会の人口密度の高い場所など
ごちゃごちゃしたところで撮影すると、
すべてにピントが合ってしまい、
主題が何なのか定かではなくなってしまう。
上記のような場所では35mmや50mmのレンズがオススメだ。