主題と副題を決めてレンズで切り取りましょう
ふせんをイメージして風景の要素を分類し、そのなかから主題となる要素を決めたら、
そのほかの副題のどれを画面に入れるかを決めます。
そして画面に入れる主題と副題が決まったら、
その両方がバランスよくフレーミングできるようにレンズを選択する必要があります。
どんなレンズを付けたら、どこまで写り、どう見えるかが予測できるようになれば、
スムーズな構図づくりが可能になります。
レンズの画角を感覚で覚える
画面に入れる主題と副題が決まったら、レンズの画角を変えてその2つをバランスよく配置できるように風景を切り取ります。
その際、レンズ交換をする前にそのレンズでどのくらいの部分が切り取れるかを想像して、ファインダーを
覗かなくてもレンズの画角が予測できる「レンズ感覚」を身につけることができるように訓練しておきましょう。
ズームレンズが主流になり、今自分が何mmで撮影しているかを意識しない人が増えましたが、
漫然と撮らず、今使っている焦点距離と画角を意識することでレンズ感覚は身につくはずです。
整理すると、
① ふせんをつけた要素から主題を決める
② その他の要素の中から画面に入れる副題を決める
③ 主題と副題をバランスよく配置できるレンズを選び風景を切り取る
④ バランスよく配置できない副題は思い切ってカットする
これが構図づくりの第一歩になるのです。
【 高倍率ズーム 】
立ち位置が変えられない状況では、
1本のレンズで画角を広範囲に変えられる、高倍率ズームレンズが便利です。