「撮影のポイントパッケージとボトルの撮影」/ 美味しそうに見せる、料理の撮影商品別撮影例
「撮影のポイントパッケージとボトルの撮影 / 美味しそうに見せる、料理の撮影商品別撮影例
【お酒】
雰囲気を伝える画像が効果を発揮する、
的な商品と言えるかもしれません。
もちろん、商品のことを良く知っているひとで、
写し方に凝る必要もないと言えます。
特に、ワインの場合などは、
そういうケースも少なくないかもしれません。
その場合には、写り込みを調整することで、
より美しく撮影することができます。
ただここでは、お酒のことを
あまり良く知らないであろう、
多くのひとに販売するには、
という前提で考えてみます。
洋酒でも日本酒でも、
そのお酒を飲む「シーン」作りが
ほぼすべてと言えそうです。
つまり、「こんなシーンに合うお酒ですよ」と提案することです。
彼女の誕生日に、ワンランク上のワインを父の日に、
幻と言われる銘酒をさわやかな季節に、
すっきりとしたお酒を何でもいいですから、
お酒のあるシーンを想定して、
それを画像で見せてあげてください。
そうすることで、そのお酒で
「幸せ」が味わえることを知ってもらうのです。
お酒を売るというより、幸せな気分を売る、
くらいに考えてしまったほうがいいかもしれません。
また、お酒の場合、贈答用としての購入も多いかと思います。
そのためにも、包装状態などを、丁寧に写した画像も忘れないでください。
美しさにこだわるのではなく、背景を整え、
ズームは「T」側にして離れて撮り、
形もきちんと写して、贈り物で伝わる画像にしましょう。
次は、お酒に限らないかもしれませんが、
日本酒、白ワイン、シャンパン、ウィスキーなどなど、
います。その場合は、光の使い方にコツがあります。
商品の後ろを明るくする、
もしくは、商品の後ろ側から照らす。
そもそも透明と感じるのは、
その物の中を光が通ってきている状態を見たときです。
透明感を伝える画像を撮影する場合も、
その商品の中を光が通っている状態を
写せば良いということになります。
また、その時の背景としては、
黒などの濃い色を使うことで、
商品の透明感が一層際立って見える結果を得やすくなります。
さらに、商品の後ろに、商品からはみ出さないように、
アルミホイルなどを置くと、光を反射して透明感を強調できます。
ちょっと面白い撮り方ということで考えると、
屋外で撮ったり、窓から見える風景を背景にするのもひとつの方法です。
デジカメのズームの位置を、わざと「W」側にして、
商品に思い切り近づき、仰ぎ見るような感じにします。
そうすると迫力が出て、インパクトのある画像になります。
屋外で撮ったり、窓際で外の風景を背景にする理由は、
画像を見たときの印象というのもありますが、もの凄く
広い範囲が背景として画面の中に写ってしまうためです。
実際にやってみるとすぐにわかりますが、
ズームを「W」側にして商品に近い位置から撮影すると、
相当な範囲が画面の中に写ります。
それをカバーする背景を用意するとなると
大変な話になってしまいますので、
外の風景を利用してしまうのが良いということなのです。
「目を引く画像」ということで考えると、
結構面白いので、試してみる価値はありそうです。